遠近両用レンズの性能が、出始めよりも良くなり、普及が増えて見かけることが少なくなった「跳ね上げフレーム」。
見たことがない方も多いのではないでしょうか。
構造としては「単式」と「複式」の2種類があって、
「単式」はレンズを上げると、その下にレンズがなくて、裸眼の状態。
「複式」は前側のレンズを上げると、その後ろ側に1組レンズが存在する構造。
単式タイプは主に、中程度の近視の方が老眼が入ってきて、遠く用のメガネを掛けると手元が見えづらくなるため、レンズの入っている前側のレンズを跳ね上げて裸眼で手元を見ます。いちいち外さなくて済むということです。フライフィッシングの方に、愛用者も多いです。
反対に裸眼で遠くが見える方は、老眼のレンズを入れて、手元を見るときのみレンズをおろします。職人さんに多いようです。
実際に私の父(職人)に以前、プレゼントをしたことがあります。
普段は境目のない遠近両用を使用していますが、職人仕事上、境目のない遠近ですと直線が曲がって見えてしまう、老眼の部分が狭すぎると使えず、かといって老眼鏡を掛けたり、外したりでは大変なので、今も愛用しています。
複式タイプは、サングラスとして愛用される方がいます。二組のレンズのうち、内側のレンズは透明の遠くを見るレンズ、外側のレンズは度なしのカラーレンズって具合に。
外出時に老眼鏡を持ち歩くの、結構ケースが、かさばりますよね。
かといって裸のままでポケットにしまっては、レンズが傷つくし、変形して掛けられなくなったりと・・・
コンパクトで便利な携帯用のフレームがあります。
レンズの面積が小さいので、長時間の作業向きではありませんが、外出時にポケットやバッグの中で邪魔になりにくく、とても便利です。
ここでは、大き目のフレームの紹介です。
横長のスタイルに押されて、大き目のメガネは少なくなってしまいましたね。
メガネも流行があり、特にブランドメガネは大きいのが少ないです。
「どうしても小さいのは抵抗がある。」「視野を狭くしたくない。」
「家族のものに何て言われるか」「他の人とは違うものを身につけたい」
大きいデザインを地道に作っているメーカーさんもありますので、大きめもございますよ。
大きめメガネと同じように流行に押され、展示が少なくお目にかかることも少なくなってしまった、レトロでモダンなフレームの紹介です。
上下の深いプラスチックフレームは、最近またテレビで目にするようになりましたね。
丸いメガネは若い方の世代で人気です。新鮮に見えるのでしょうね。
ジョンレノンさんや吉田茂さんも愛用していたのは有名ですね。
「さいなら、さいなら」で有名な映画評論家、故・淀川長治さんのトレードマークとなっていたメガネがサーモント(ブロー)タイプです
懐かしい→今風
もともとは、マユが薄いのをカバーする為のデザインだったそうでが、淀川さんは太かったのに・・・さらに強調されていましたね。
長年愛用している人は、ブロー(マユ)がないデザインだと、「自分の顔じゃないみたい」といわれる方も多く、探しているシニアの方もいらっしゃいます
「おじさんくさい」という声も、多いサーモントデザインですが、若い方で、今風のデザインをお洒落に決めていると、「かっこいいなぁ」と思います。
大切なメガネを小さいお子さん、お孫さんにガーッと広げられてしまったことございませんか?
型崩れの少ない形状記憶合金や、弾力のある金属を使用した超弾性素材を採用したメガネもあるんです。
お子様用のメガネに多く採用されていますが大人の方も掛け心地の圧迫感が少なく長時間かけていても、不快感が少ないので、私も使用しています。
学生にはまだ早い!?
こだわり、3年寝かしたセルロイド、人体に無害なサンプラチナ、量産できないので希少。大手量販店にはない品揃えでお待ちしています。
渋い大人のコレクションに加えてほしい逸品です。